(小径選書2)
服藤早苗/編著
「建礼門院は、『平家物語』像をもとに、頭の悪い、思考力のない女性とされることが多かった。実際の歴史研究でも、いまだに女性の出てくる史料や生活に関する史料を重視しない傾向が強い。婚姻儀礼や居住形態研究、朝廷内での女房役割や人間関係の研究も、まだまだ始まったばかりである。」(「はしがき」より)
本書は『平家物語』に登場する女性たちの実像に迫り、その政治的影響力を解明する。『平家物語』ファン必携の書!
四六判 256頁 / 定価:1,600円(税別)
ISBN 978-4-905350-02-6