小径選書第3弾いよいよ刊行!! ――虚構か?! 史実か?! 歴史学と文学との境界線を探る!

(小径選書3)

歴史と文学 ―文学作品はどこまで史料たりうるか―

樋口州男(代表)・村岡薫・戸川点・野口華世・田中暁龍/編著
歴史と文学表紙

本書は文学作品を歴史研究の史料として利用することはどこまで可能なのか、その有効性を追求したものである。といっても、そのさいのアプローチの方法は、たとえば「文学作品と歴史史料を対比させて展開する」「文学作品そのものの歴史史料性を追求する」「文学作品に描かれた内容から時代性を浮かび上がらせる」などと執筆者によってさまざまである。これは先の可能性をより豊かにし、そこから創作と史実の境界線を探ることもできるのでは、と考えたからにほかならない。読者の皆さんには、こうした試みをご理解いただき、文学作品を読む楽しさと歴史を考える面白さを同時に味わっていただけると誠に幸いである。(「はしがき」より)

四六判 256頁 / 定価:1,600円(税別)
     ISBN 978-4-905350-04-0