目  次
はしがき……2
第T部 内乱勃発から頼朝死去まで
  1 後白河院 ―希代の暗主か、乱世の梟雄か― 栗山圭子……8
  2 丹後局 ―後白河院晩年の寵妃とその子どもたち― 長田郁子……22
  3 九条兼実 ―内乱が生んだ執政― 海上貴彦……36
  4 吉田経房 ―公武交渉の京都側窓口― 前田英之……48
  5 一条能保 ―京都守護の任務を担った貴族― 木村英一……59
  6 平頼盛 ―鎌倉を頼った清盛の弟― 前田英之……72
  7 大内惟義 ―幕府成立期の守護― 勅使河原拓也……85
  8 性我 ―仏教界における東西のかけはし― 三輪眞嗣……99
第U部 頼家継承から承久の乱まで
  1 後鳥羽院 ―公武協調を破り、戦に敗れた権力者― 井上幸治……114
  2 藤原兼子 ―人脈と財力を兼ね備えた側近の女房― 長田郁子……130
  3 西園寺公経 ―幕府と結び、京都政界の黒幕となった院近臣― 樋口健太郎……145
  4 源通親 ―公武協調の礎を築いた御乳父― 井上幸治……157
  5 治部卿局 ―平氏の栄枯盛衰を見つめた女性― 曽我部愛……170
  6 西八条禅尼 ―京都と鎌倉をつないだ御台所― 田辺 旬……183
  7 飛鳥井雅経 ―鎌倉で成り上がった公家― 金谷 蕗……196
  8 安倍泰貞 ―鎌倉殿・幕府に仕えた陰陽師― 赤澤春彦……209
  9 源頼茂 ―内裏を焼いた源氏― 生駒孝臣……223
  10 佐々木広綱 ―京都と鎌倉のはざまで葛藤した武士― 田村 亨……237
  11 武藤資頼 ―九州に新たな秩序をもたらした武士― 中村 翼……251
  12 栄西 ―日本仏法の中興を目指した僧― 中村 翼……266
あとがき……280
編著者・執筆者略歴……282